教室の作画過程 (3)

教室の作画過程 (2)の続きです。

 

1点透視図における教室の作例です。(人を含め、まだ未完成です)

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教室の最後列が見える構図となっていますが、1つ問題があることに気が付きました。これがもし人と机だけを単体で描いた絵であれば、このような描写もありなのですが、今回は後ろの壁や扉なども作画しているので、教室という「空間」を表現していると言えます。となると明らかにおかしな点があります。

 

 正しくはこうです。(※椅子の作画まで手が回りませんでした)

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一般的な教室は机が一列なんてことはありませんので、 前列の机がないと不自然です。画面を少し広くして比較すると分かりやすいですね。

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左の絵は教室として不自然です。そして 最初の2枚の絵は、上の2枚の絵をトリミングしたものです。

どうやら教室の描写では、構図を検討する段階で手前の机がどこまで見えるかを確認する必要がありそうです。描きたいものだけを描きがちですが、これは気を付けないとダメですね。(前々回やった教室外から望遠で臨む構図も上手に処理しないとおかしな絵になりそうです)

 

話は変わりますが、左手前の机は画角的に厳しいかもしれません。

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やはり60度の視円錐を出ると、歪みますねえ。これ1回気になりだすともうダメです。今回は下の方をトリミングする予定なので、セーフと言えばセーフですが、画角も要注意です。

 

あまり中身のない記事になってしまいましたね。次回はもうちょっと濃いネタを。最近無性にリアル系の人を描きたいという欲求が。